データセンター資源資産管理システム（DCAM）

概要説明

DCAM集積RFIDなどのIoT技術で次世代データセンターの特長に適応し、データセンターの様々な施設設備、無形資産（ソフトウェアライセンスなど）及び資源（スペース、バンド幅、インターフェース、容量、IPアドレスなど）に関する全過程、フルライフサイクルの管理を行い、バーチャルリアリティ技術を活用し、没入型パノラマビューによる資産可視化トレース管理を実現できます。データセンターアプリケーションの他、企業のIT設備、在庫などの管理にも応用することができ、管理ツールの立ち遅れ、管理の範囲が狭いといった問題を効果的に改善し、データセンターの資源・資産管理の自動化レベルの向上を図れます。RFIDアプリケーションは価値の高い、高感度、移動可能な設備に管理に特に適しています。

クライアントバリュー

• 人による操作ミスを軽減し、設備配置の精度を高められます
• IT資源の利用率を高め、全体的な運営コストを削減できます

DCAMの応用例

• 資産台帳

資産情報プロパティ、資産ステートマシン、資源カテゴリー、契約アイテムなどのデータを一括して保守・配置できます。

• フルライフサイクル管理

資産の入庫、受取、メンテナンス、退出、廃棄のフルライフサイクルをカバーしています。プラットフォームより提供された管理フローは資産のライフサイクルのあらゆる段階をカバーし、資産ライフサイクルの柔軟な配置に対応しています。

• 資産の棚卸

定期的または随時在庫商品の実数点検作業を行い、機械室の現存物品の実数とシステムに記録している数量と照合し、的確に在庫数量を把握することができます。

• 資産の維持・保護

資産のメンテナンス時間の維持、メンテナンス期限リマインドの設定、メンテナンス満期後のメンテナンス時間延長の設定を行うことができます。

• 自動化管理

IoT技術を活用しRFIDハードウェア設備を配備し、設備の位置情報に関するリアルタイムの採集、緻密な位置決め、自動棚卸などの機能を実現でき、資産管理の日常的な作業効率が大幅に向上できます。

DCAMを選ぶ理由

• 資産台帳のシステム化

資産台帳情報の完璧さを統計し、資産配置データベースの改善を図ります。
適時に棚卸差損益結果を更新し、リアルタイムで資産統計結果をリードアウトします。
資産配置分布を分析し、資産配置数量と構造の最適化を図ります。
棚卸とリアルタイムの統計で活用されていない資産を発見し、重複投資を避けるようにします。

• 資産トレースの精密化

ユーザーは業務の需要と状況に応じて独自で資産ステータスロゴを設定できます。
ユーザーは独自でプロセスを設定し、申請、審査・承認、評価などの段階に加入できます。
例えば時間通りに完遂したか否かなど、ユーザーはプロセスの時間効率とパフォーマンスをトレースできます。
業務状況に応じて作業を分類し、異なるプロセスは互いに関連性を持ちながら互いに制約できるようにしています。

• 資産データの可視化

例えば位置、資産、等級など、異なるレベルで警報の表示、統計ができます。
容量電力、冷房、空間分量のシステム面での分布と変化比較を行います。
総保有コスト（TCO）を分解し、フルライフサイクルに隠れている支出を見つけ出します。
廃棄と継続使用のメリット・デメリットを図り、資産購入コストを節減できます。

代表的なクライアント

• 華夏銀行
• 大連商品取引所
• 北京市公安局
• 安徽省農村信用社聯合社

データセンター運用・保守管理システム（DCOM）

概要説明

DCOMはITIL、ITSSなどの基準を厳格に遵守し、データセンターの運用・保守特長に合わせて、Uptime M&O体系を参考にし、CMDB（構成管理データベース）を中心として、クライアントをサポートし、業務が完全で、プロセスが標準化された運用・保守サービス管理体制を構築します。データセンターの日常的な運用・保守業務のデジタル化、標準化、プロセス化、自動化を実現し、データセンター管理責任者は運用・保守作業の処理進捗状況をトレースし、スタッフの業績査定、全体を統括できるようにします。

クライアントバリュー

• 運用・保守作業効率を高め、運用・保守パフォーマンス管理を強化します
• 故障レスポンスタイムを短縮し、業務操作リスクを軽減します
• 運用・保守サービスレベルを向上させ、ユーザーの満足度を高めます
• アカウント権限制御を明確にし、越権行使リスクを軽減します

DCOMの応用例

• ワークオーダー管理

ITIL基準に基づき、標準化した運用・保守管理を実現し、それにはイベント管理、変更管理、トラブル管理が含まれ、さらに配置管理における関連配置アイテムとの関連性をもたらすと同時にワークオーダー処理プロセスのサーキュレーションをも行います。

• 日常業務管理

システムではUptime M&O体系を参照し、ユーザーの需要に合わせて日常業務計画を策定でき、それには巡回点検とメンテナンス管理が含まれていて、システム、モバイルAPPを活用し、スケジューリング、審査・認可、ワークオーダー、巡回点検記録、オペレーションマニュアル（MOP、SOP、EOPなど）各種テキストのデジタル化を実現し、当直計画に基づき、指定時間で関連スタッフに通知を発信することができます。

• ローテーション管理

ローテーション機能、交替勤務記録の収録機能を備えていて、統計記録と照合機能を実現できます。

• 配置管理

運用・保守サービスを提供する対象者の関連配置情報の記録に使用し、全ての運用・保守プロセスは密接に関連し、これらのプロセスの運用をサポートすると同時に、関連プロセスを頼りにデータの正確性を保証します。

DCOMを選ぶ理由

• 工具性能がパワフル、プロセス配置が柔軟

気軽に膨大量のユーザーとプロセスワークオーダーを管理できます。
「開封後直ちに使用できる」ITIL/Uptimeと業務サービスプロセスをプリセットしています。
プロセス申請、審査・許可、意思決定などの過程を加速させ、時間の節減を図れます。
統一したクライアントサービスポータル、キャラクター化した運用・保守作業台を備えています。

• 関連サービスツール、同期配置管理

リアルタイムで同期の取れたCMDB、関連ナレッジベース
関連モニタリング、警報で自動的イベントワークオーダーを生成
関連資産管理、資産フローでワークオーダーを生成
3D可視化プラットフォームで運用・保守サービスを表示

• 作業の稼働を計画し、安全規程を制定します

巡回点検計画と予防的なメンテナンス計画を制定し、フリーズ状態を回避し実用性を高めます。
運行状況と警報データに基づき予測的なメンテナンス計画をサポートします。
配置と変更ミスによるシステム故障とセキュリティリスクを回避します。
緊急事態、リスク、災害に備えて対策を予めに制定し、定期的に予行演習を行います。

• 人員配置の合理化、責任権限の枠組みの明確化

運用・保守職責と役割及び技能、オンサイト、権限に対する要求の管理
スタッフとチームのローテーション、時間、交替勤務の管理
運営、実施及び各専門組織の組織図及び報告関係               
運用・保守活動における役割と職責に関するマトリックスRACI

代表的なクライアント

• 中国民生銀行
• 昆明航空
• 海南省ビッグデータ管理局

データセンター3D可視化管理システム（DCVM）

概要説明

DCVMは3Dモデリング、シミュレーション、マルチモーダルインタラクション、データ照合・分析、トラブルスマート予測を一体とする可視化管理用ソフトウェアです。ユーザーに「みたままに使える」という使用体験を提供し、可視化で使用のハードルを下げ、管理レベルの向上を図り、データセンターの優れた管理を実現します。

クライアントバリュー

• 浸透式バーチャル体験でリアルシーンを再現し、速やかな認知と管理をサポート
• デジタルツインソリューションでデータの変化を洞察し、企業の効率の高い意思決定をサポート

DCVMの応用例

• 環境の可視化

可視化技術を活用して実際のデータセンター環境と全く同様な3Dバーチャル環境を作り上げ、3Dシーンの中で、パーク環境、データセンタービル、機械室のレイアウト、設備の配備を再現し、可視化技術を活用しあらゆる情報を表せます。

• 資源の可視化

3D可視化の形で資産に対し3Dモデリングを行い、直接関連設備をクリックすると直ちに当該設備の資産情報をチェックし、リアルタイムの運行パラメータと稼働状態をモニタリングできます。

• 配線の可視化

3D可視化の形で直観的にリンク或いは配管の接続を再現し、配電或いは暖房・通風情報を表示し、電力供給・配電設備の1次側設備警報遡源及び2次側設備への影響力に関する分析を実現できます。

• 温度場の可視化

温度ネフォグラムの形でデータセンターの温度分布状況を表現し、直観的に機械室内のホットスポットの変化と潜在リスクを確認でき、マルチレイヤ温度ネフォグラム機能に対応し、機械室内のIT設備の安全運行を保証できます。

DCVMを選ぶ理由

• 業務の運用・保守状況の透視

有効な情報を明確に把握し、立体的で透明性のある次世代データセンター管理を実現します。
情報のインタラクション効率を大幅に向上させ、タイムロスを減らし、情報全体の管理能力を効果的に強化することができます。
可視化3Dバーチャル編集器を提供し、迅速かつ高効率で3Dシーンにおける設備配備を調整できます。
IoT管理に便宜を図り、スマートビルディング、スマートマニュファクチャリングなど様々なIoT業界に幅広く応用されています。

• 賢い意思決定分析をサポート

全体的な運営視点に着眼し、データ分析をベースとしてトレース可能な運営体制を確立できます。
IoTとデータセンターアーキテクチャ管理に焦点を合わせ、単一障害点を避け、管理の認知効率の向上を図れます。
CEPアルゴリズムを通じてアプリケーション同士の関連性に応じて、速やかにトラブルシューティングを完遂できます。

代表的なクライアント

• チャイナモバイル
• 中国民生銀行
• 中国銀行大連分行
• 華夏銀行
• 大連市税務局