概要説明

病院は医療健康体系の核心的な部分として、サービスしている公衆の体の健康、さらに命の安全にかかわっていて、そのため使われているインフラは全天候対応、高い信頼性及び高いメンテナンス性といった特徴を備えていなければなりません。それと同時に、病院施設は環境に対するコントロールがもっと厳しく、例えば、手術室エリアでは室温と相対湿度をそれぞれ22～25ºC、45%RH～60%RHに保ち、そして正圧状態を維持し続けなければならず、一方、隔離病棟などのエリアでは交差感染を防止するため、負圧状態を保ち続ける必要があります。それ以外に、病院は人流が密集していて、事故の多発区域に属し、様々な事故への緊急対応措置も高効率な情報システムによるサポートが必要です。それと同時に、複雑な公共施設として、病院全体も情報化を主な技術的サポートとするそれ相応な近代化した管理理念及び管理方法を持っていなければなりません。
Neusoftのスマートホスピタル統一情報プラットフォームは近代的なスマートホスピタルの「中枢神経」とっして、集中管理、分散制御を通じて病院の各サブシステムを高いレベルでインテグレートし、そしてモバイルインターネットをベースとするスマートアプリケーションを通じて施設と人との相互感知を実現し、それによって病院をよりスマート、より安全、より快適、より高効率、よりグリーンにし、病院施設のコンセプトに新しい内在的構成要素を齎しています。

クライアントのメリット

• 評銃的なエネルギー消費サービス、国や地方の基準に適合している全面的なエネルギー消費管理、効果的なエネルギー管理手段を提供し、省エネ・排出削減を実現できるようユーザーをサポートしています。
• 便利で敏速な運営プラットフォーム、モバイルツールを活用し、情報交換、訪問者管理、駐車管理、不動産に関する保守要請などの機能を実現し、使用者との間の連動を実現しています。
• プロフェッショナルな意思決定サポート、各サブシステムの監視を統合し、データを運用し、多次元、マルチビューの包括的な分析を行い、データの価値を深く掘り下げ、管理者が全面的に運用データを把握できるようにしています。
• 全面的な緊急事態指示系統、様々な緊急対策を通じて、関連サブシステムに対し連動制御し、予防措置と緊急事態指示系統との融合を実現し、管理部門が余裕をもって各種突発的な事態に対応し、様々なリスクを回避できるようにしています。

システム特性

一括監視

BA（ビルオートメーション）、SA（安全監視）、FA（防災）、配電、エレベータなどの施設インテリジェントサブシステムをインテグレートし、病院施設設備の稼働状態の一括監視・管理を実現し、それと同時にHISシステムの中の患者情報を取り寄せることもでき、管理画面で患者の病床情報、ケアの等級、特記事項等を表示し、人員の配置、病床の利用状況などを統計しやすいようにし、ケア、病床の移転及び緊急事態における避難待ち患者情報の提供に便宜を図れます。

一斉警報

各サブシステムより発信されたアラームについて一括保存と提示を行い、院内、ビル、ルームなど様々な見取り図を提供し、一旦事故が生じた場合、SMS、メール、大型スクリーン、WeChatなど様々な方法で通知したり処理したりすることができます。

システム連動

それぞれ独立しているインテリジェント化したサブシステムは情報プラットフォームを通じて秩序のある協働と情報の共有を行い、情報ポイントと制御対象ポイントが同じサブシステムに存在しているか否かにかかわらず、必要に応じて連動関係を確立することができます。

エネルギー効率管理

衛生健康委員会よりの病院に対するエネルギー消耗監督管理要求に適合し、病院のエネルギーに関するオンラインモニタリングを実現し、ユニット計量の統計・分析及び検算を行い、エネルギー管理レベルの向上を図り、病院施設の診断、省エネ改造に対し科学的な根拠を提供することができます。

設備の運用・保守

保守要請人員手配書、警報作業書の自動生成、メンテナンス保守計画の期日到来プリアラームをサポートし、それと同時に、メンテナンス保守情報の設定に基づき、相応な処置方法をも提示することができ、さらにすべての運用・保守手順をトレースすることができます。

緊急対応指示系統

プラットフォームはワークフローエンジンをベースとして緊急対策管理、自動執行へのサポート（例えば、ディスプレイ、電話の発信との連動）を実現し、救援スタッフ、救援器材、避難器材、緊急対応設備などの資源情報を管理することができ、緊急対応プラットフォームには避難ルートを算出したり、集合場所を指定したり、情報を発信したり、救援器材、避難器材、緊急対応設備の表示などの機能を備えています。

事例

天壇スマートホスピタル統一情報プラットフォーム

集中管理、分散制御を用いて、病院のデジタルインテリジェント病室、患者誘導及びセルフサービスシステム、病室ナースコールシステム、PA及びBGMシステム、「一卡通」管理システム、デジタル教学システム、デジタル会議室、多機能レポートホール、デジタル手術室、スマートナビゲーションシステムHISシステム、LISシステムなどを高いレベルでインテグレートし、あらゆるサブシステムとの相互接続・相互通信、スマート連動を実現しています。それと同時に、設備管理と運用・保守、エネルギー効率管理と分析などの機能を提供しています。これをベースに、ビッグデータ、モバイルインターネットなどの新しい技術を活用し、施設と人との相互感知とインタラクティブを実現し、スマートホスピタルがより安全で快適、高効率で省エネになるようにしています。

代表的なクライアント

• 首都医科大学付属北京天壇病院